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世界が絶賛する日本の成人式

2023年、新成人の皆さま成人おめでとうございます。

実は、成人式は日本だけで開催されるイベントです。振袖や袴・スーツを着て式典に出席するのは日本だけで、世界的にも羨ましがられています。

「カラフルでゴージャスな着物が素敵」

「着物を着る文化が残っていて素晴らしい」

「着物かわいい」

など、海外の方々からたくさんの称賛の声が届いています。

海外ではどんなイベントがあるのでしょうか？

＜韓国＞

韓国の成人は19歳。5月の第3月曜日が成人の日ですが、式典などの開催はないようです。一般的に恋人や仲良しの友人と過ごすことが多いです。

恋人同士の場合には、男性が女性にお花などプレゼントすることがあります。

＜中国＞

中国の成人は18歳。高校3年生ということもあり、各学校でお祝いをします。そのため、基本的に制服やジャージ姿で参加します。

式典では、「国歌斉唱」「国旗掲揚」「主席からのメッセージ」「保護者からの祝辞」「新成人による感謝の言葉と宣誓」といったものが一般的で、とても固く真面目なものです。

＜イギリス＞

イギリスの成人は18歳。18歳未満の花火の購入が禁止されているので、18歳のお祝いでは花火を盛大に打ち上げます。特に式典はないですが、18歳か21歳の誕生日に両親が鍵のマークの付いたものを贈るのが恒例です。また18歳からタトゥーが解禁になり勢いで彫ってしまう男の子もいるようですが、消す技術も発展しています。

＜アメリカ＞

アメリカの多くの州で18歳～21歳と、成人年齢が異なります。特に儀式的なものはありませんが、盛大にお祝いするのが女の子の16歳の誕生日です。（Sweet sixteen)

パーティーにルールはなく、フォーマルでもカジュアルでもOK。家族や友人とホームパーティーをしたり、ゲストを100人呼んでスケートリンクを貸し切ったり。大切なのは、主役の女の子にとって最高の思い出を残してあげることなのです。

＜メキシコ＞

メキシコの成人は、男女で異なり、男性は18歳、女性は15歳です。

ラテン系の多くは上流階級の女子の15歳の誕生日に豪華なパーティーが行われます。フィエスタデキンセアニェーラと呼ばれるもので、女子はお姫様のようにドレスを着てダンスを踊ります。他にも生演奏や父親とのダンス、ケーキの入刀、スピーチなど結婚式より盛大なパーティーになるので、女の子は小さい頃からこのパーティーに憧れ、楽しみに育ちます。

また、べラクルス州の男子はフライングインディアンという儀式を行います。30ｍ～90ｍもの塔の下で正装でダンスをし、塔に登っていきます。到着したら足首にロープを結んで逆さ吊りにされ、13回転します。命綱なしで、2～4人が同時に回り、とても見ごたえがあります。

＜マサイ族＞

マサイ族では2011年までライオンを狩ることが成人の儀式でした。参加するのは14歳～15歳頃の子供です。ライオンに勝つことで一人前の人間とみなされ、恐れて狩に出かけられない者は一人前と認めてもらえません。そのため、村の会議に参加できず、結婚もできません。しかし、長い狩猟の儀式によりライオンの数が絶滅危惧レベルまで減少し、2012年からは狩猟の代わりに戦士を目指す少年たちによる「マサイオリンピック」が始まっています。

いかがでしたか？

世界の成人式の様子を知ることで、日本の成人式がより素敵に思えます。

華やかな和服を着て、メイクして、ヘアアレンジもこだわって・・・一堂に介して盛大にお祝いする日本の文化は珍しいようです。

こんなにおしゃれに成人をお祝いできるなんて、日本の誇りだと思います。これからも大切に守っていきたい伝統です。

そしてぜひ、一生に一度の成人式を楽しんでいただきたいです！

参照：四季織り・いぬづか写真室